SSL(HTTPS)とは何か
SSLは「Secure Socket Layer」の略で、すごく簡単に書くと、「サイトのセキュリティが強化される」仕組みです。もう少し突っ込んで書くと、「自分のパソコンとかスマホから誰かのサイトを見るとき、通信を傍受されにくくする仕組み」です。また、SSLにもいくつか種類があり、ものによっては「サイト運営者の信用性がある程度の基準に達していなければサイトに実装できない」SSLも存在します。
SSLについて詳しく勉強したい方はGMO GlobalSign社さんの「SSL/TLS総合解説サイト」が分かりやすいです(※このサイト分かりやすいですが、漫画のようにSSLを実装しているからといって絶対安全なわけではありません。防御力がかなり増す、くらいの感じです。)。
なぜ今SSL(HTTPS)が必要なのか
本当は元から必要だし、昔からあるSSLですが、何故ここ最近これほど推奨されるようになったのでしょうか。
一番の理由は、「Google社が推奨した=SEOに影響が出る」ようになったからです。
もちろん、本来であればSSLのような要素はGoogle社が推奨しなくても必要です。情報化社会の昨今、WEBサイトにクレジットカード情報や個人のメールアドレスなどを入力する機会が増え、その通信を傍受する犯罪も増えており、SSLの実装はサイト管理者にとって必要な措置です。しかし、今まではサイト管理者側のメリットが「顧客の満足度」だけであり、倫理観のあまりない「儲かれば良いや」という経営者にとって、費用のかかるSSLの実装はあまり気の進むものではありませんでした(多くのサイトがSSL化していないから、どこから情報流出したのかよくわからない、というのもポイントです)。
しかし今、SSL(HTTPS)の実装はサイトの検索結果に影響を与えるようになりました。また、SSLの実装が済んでいないサイトでは「このサイトは安全じゃない可能性があるよ」といった内容の警告が出るケースもあります。この2018年は、「SSL実装した方が良いよね」から「SSL実装してて当たり前」の時代になっています。
おわりに
ここまでSEOのためにSSLを、と見える書き方をしてきましたが、実際には「ユーザーの情報を守ることができる安全なサイトにするため」のSSLです。検索アルゴリズムの根底にあるのは、「ユーザーが求めているサイトを上位表示すること」なので、それを意識して頂けたら幸いです。
なお、SSLの実装は新規で会社に頼むより、(関係が良好であれば)今のWEBサイトを管理している会社にお願いしてみて下さい。どこに頼めば良いか分からないような際は、当社で「御社のIT部門担当顧問」としてアドバイスさせていただくことも、また単純にSSLの実装のみ行うことも可能です。ご入用の際はお問い合わせフォームより無料でお気軽にお問い合わせください。